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2016-05-10

緊急公開シンポジウム 「安保法制と憲法改正―いま何を考え、何をすべきか」のお知らせ

緊急公開シンポジウム 「安保法制と憲法改正―いま何を考え、何をすべきか」

 昨年9 月に、多くの国民が反対し批判する中で、集団的自衛権を行使可能にする「安保法制」の関連法が成立し、今年3 月に施行されました。 この「安保法制」については、なおも国民の理解を得られていないことはもちろん、日本国憲法の基本原理である平和主義・立憲主義・民主主義に対して引き続き重大な問題をなげかけています。
 そして、18 歳以上の若者が初めて国政選挙に参加する今年の参議院選挙では、衆議院が解散され「衆参ダブル選」となる可能性が囁かれるとともに、「憲法改正」の是非を争点としたいとの発言が、安倍首相をはめとして、政府与党関係者から語られ、「緊急事態法条項」の創設が必要である旨の主張などもなされています。
 私たちは、「憲法を研究する専門家の集団」として、「平和・民主・人権を基本原理とする日本国憲法を護る立場」から、従来からの「学問的研究」の蓄積を踏まえて、市民や学生のみなさまとともに、あらためて、「安保法制」関連法を検討するとともに、「緊急事態法条項」の創設が必要であるのかどうかの問題も含めて、「憲法改正」について今考えるべき問題を取り上げ、何をすべきかをともに考える機会を持ちたいと思い、ここに第3回の公開 シンポジウムを開催することといたしました。
 ぜひとも多くのみなさんにご参集いただきますようにお願い申し上げます。

日時:2016年6月11日(土)13:30〜17:00
  (入場無料、事前予約不要)
会場:専修大学神田キャンパス1号館302教室(3階)
   〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8
テーマ:「安保法制と憲法改正―いま何を考え、何をなすべきか」
問題提起:長谷部恭男(早稲田大学、本学会代表)
報告者:高作正博(関西大学) 動き出した「安保法制」を考える
    高見勝利(上智大学) 「憲法改正」を考える
                ―大震災と「緊急事態条項」の創設を中心にー
パネルディスカッション:長谷部恭男/高作正博/高見勝利
司会:西原博史(早稲田大学)、志田陽子(武蔵野美術大学)

【会場へのアクセス】
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access.html
水道橋駅(JR)西口より徒歩7分
九段下駅(地下鉄/東西線・都営新宿線・半蔵門線)出口5 より徒歩3分
神保町駅(地下鉄/都営三田線・都営新宿線・半蔵門線)出口A2 より徒歩3分

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