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全国憲法研究会は、約400名の会員を擁する憲法学研究者の学会です。

憲法記念講演会<これまでの講演会内容>

歴代ゲスト講師には、井上ひさし・大江健三郎・姜尚中・上野千鶴子各氏や元最高裁判事などが含まれており、多数の市民の参加を得て、各時代を反映した課題を追究してきました。

(敬称略)

開催年会場講演内容
2023東京大学西谷修(東京外国語大学名誉教授・哲学、ゲストスピーカー)「終末論的西洋と21世紀の戦争」/愛敬浩二(早稲田大学)「『表現の不自由展・その後』のその後」
2022日本大学三浦まり(上智大学教授・政治学、ゲストスピーカー)「女性の政治参画を進める:なぜクオータが必要か」/鈴木秀美(慶應義塾大学)「憲法をいかす。憲法でいきる。」
2021オンライン柄谷行人(哲学者・ゲストスピーカー)「憲法再考」/蟻川恒正(日本大学教授)「『個人の尊厳』という逆接続」
2020新型コロナウイルス感染拡大により中止
2019 明治大学高橋源一郎(作家)「天皇、憲法、文学」/山本龍彦(慶應義塾大学教授)「憲法から考えるAI社会」
2018上智大学加藤陽子(東京大学教授)「歴史と憲法のあいだ--天皇と憲法を中心に」/志田陽子(武蔵野美術大学教授)「憲法と「夢」――人々が憲法に託してきたもの」
2017慶應義塾大学中野晃一(上智大学教授)「グローバルな寡頭支配の拡散と立憲デモクラシーの危機」/青井未帆(学習院大学教授)「日本国憲法が守ってきたもの」
2016青山学院大学石田勇治(東京大学教授)「ヒトラーと現代ドイツ」/
木村草太(首都大学東京准教授)「集団的自衛権の三国志演義―赤壁の戦いから2015年安保法制へ」
2015立教大学保阪正康(ノンフィクション作家・評論家)「語り継ぐべき憲法の歴史的精神とは何か」/南野 森(九州大学教授)「戦後70年—憲法とは何か」
2014明治大学憲法を『精神分析』するー精神科医から見た意義と解釈(香山リカ・ゲスト)/エンジン・ステアリング・コントロール ー クルマではなく憲法のはなし(石川健治)
2013上智大学日本国憲法を活かし直すには(小熊英二氏・ゲスト)/いま憲法は―過去と未来のはざまで(高見勝利)
2012慶応義塾大学当事者主権と自己統治(上野千鶴子・ゲスト)/原発と憲法:第三の生存権へ(中里見博)
2011東京大学最高裁の憲法上役割と国民の期待(滝井繁男・ゲスト)/最高裁判所は変わったか?(小山剛)
2010明治大学インターネット時代とビラ配り-たかがビラ配り、されどビラ配り(田中早苗・ゲスト)/「2つの法体系」の原点と現点-現行安保条約50年にあたって(森英樹)
2009早稲田大学経済と思想の両面から見た日本国憲法の意義(辻井喬・ゲスト)/The Right to Be Different-個人の尊厳・個人の自由を確保する礎として(奥平康弘)
2008一橋大学東北アジア・コモンハウスについて(姜尚中・ゲスト)/ふたつの憲法観-21世紀の人権・家族・ジェンダー(辻村みよ子)
2007青山学院大学今、改憲することの狙いと問題点(斎藤貴男・ゲスト)/国家保障から憲法保障へ-日本国憲法60年の意味(石村修)
2006東京大学私たちにとって憲法とは何か(杉田敦・ゲスト)/戦後憲法を抱きしめて(山元一)
2005早稲田大学国家からの自由と「憲法からの自由」(樋口陽一)/憲法:小説家の一生をかけて読む(大江健三郎・ゲスト)
2004早稲田大学イラク戦争以後の世界平和の作り方(田中孝彦・ゲスト)/自衛隊イラク派遣・「国民保護」法制と平和憲法の未来(水島朝穂)
2003一橋記念講堂21世紀の子どもたちと教育基本法(西原博史)/難民受入れに向けて-在日アフガン難民事件から見えてくるもの(土井香苗・ゲスト)/憲法の「調査」と「改正」-同時代にどう発言するか(小林武)
2002東京大学民主主義と秘密―アメリカと日本の比較―(ローレンス・レペタ ゲスト)/平和構築に向けて-社会保障における国際協力-(藤野美都子)/撤退してゆく国家と、押し出してくる「国家」―近代憲法の原点から考える―(樋口陽一)
2001一橋記念講堂女性に対する暴力をなくすために(戒能民江・ゲスト)/憲法愛国主義について(栗城壽夫)/少し落ち着いて憲法改正について考えてみよう(長谷部恭男)
2000明治大学介護保険―必要とされる法的課題の検討と解決(橋本宏子)/世紀をまたぐ憲法の思想(芹沢斉)/日本国憲法は平和を創れるか(弓削達・ゲスト)/
1999上智大学誰のための安全保障?(浦部法穂)/生殖革命と人権(金城清子)/人権を守るために(藤原精吾・ゲスト)
1998東京大学インターネット社会における情報の保護と公開(右崎正博)/福祉国家のゆくえ(中村睦男)/女性史の窓から(山崎朋子・ゲスト)
1997早稲田大学平和主義の可能性(浦田一郎)/人権価値を根底から考える―哲学的人間学の視点から(小林直樹)/この国の基本のかたち(井上ひさし・ゲスト)
1996杉並公会堂地球環境と子どもの人権(大田堯・ゲスト)/平和の理念と日米安保条約(常岡せつ子)/平和憲法と納税者の権利―(北野弘久)
1995杉並公会堂「言論の自由」はガラスの城か-文春・典明事件に見る出版の自由(清水英夫)/百年の重みと平和憲法-アジアと日本の戦後・後に向けて(姜尚中・ゲスト)/選挙の権利と制度(野中俊彦)
1994なかのZERO今、「表現の自由」を考える(奥平康弘)/憲法と男女平等―家族法・働く・従軍慰安婦(福島瑞穂)/憲法でシミュレートする日本の国際協力(水島朝穂)
1993教育会館自由と責任(大須賀明)/共生時代の女性の権利(植野妙実子)/今日の改憲論と日本国憲法(上田勝美)
1992杉並公会堂学校における子どもの人権(佐藤司)/外国人労働者と国際人権(大脇雅子)/住民自治による地方政府の確立(鴨野幸雄)
1991杉並公会堂湾岸戦争と平和憲法の新展開(深瀬忠一)/子どもの権利条約を読む(永井憲一)/法は環境を救えるか(大村泰樹)
1990杉並公会堂憲法と教育(星野安三郎)/1990年代と平和憲法(山内敏弘)/政治・主権者そして女性(辻村みよ子)
1989中野公会堂国家と宗教(小林孝輔)/アジアにおける日本国憲法(江橋崇)/昭和史と天皇(藤原彰・ゲスト)
1988東京都勤労福祉会館われわれは破滅への道を歩むのか(杉原泰雄)/人権の過去・現在・未来(和田英夫)/象徴天皇制と国民主権(横田耕一)
1987読売ホールアメリカ憲法200年と日本国憲法40年(ローレンス・ビーア ゲスト)/私と憲法(隅野隆徳、北野弘久、永井憲一)/憲法と日本人(小林直樹)
1986読売ホール日本国憲法の制定・外圧と内発(古川純)/憲法9条を考える(杉原泰雄)/現代社会と人身の自由(小田中聡樹)
1985読売ホール戦後40年と憲法の現状-定着ゆえの空洞化(星野安三郎)/核廃絶にとって非核自治体宣言とは何か-平和憲法の立場から(浦田賢治)/教育を受ける権利-私の60年史からの理論化(山下健次)
1984日本教育会館議員定数配分規定の違憲問題と最高裁(今村成和)/市民憲法のなかの基本的人権-移りゆく社会に対する憲法(大須賀明)/理・法の拮抗にみる日本人の法意識(池田政章)
1983読売ホール日本の憲法と国家目標(小林直樹)/「情報化社会」における思想・言論の自由(石村善治)/議会政と国民(吉田善明)
1982読売ホール現代社会と人権の理論(芦部信喜)/現代政治における“公”と“私”(清水睦)/契約としての憲法(栗城壽夫)
1981読売ホール憲法9条を考える-変わるものと変わらないもの(深瀬忠一)/日本国憲法の成り立ち(上野裕久)/「かけがえのない個人」と日本国憲法-「文明としての憲法」という視点(樋口陽一)
1980日本教育会館政党と民主主義(丸山健)/防衛力強化の主張と憲法9条(福島新吾)/情報公開と国民の知る権利(清水英夫)
1979読売ホール東西南北のはざまの日本国憲法(針生誠吉)/憲法の期待する国家像(阿部照哉)/現代日本の思想の自由(小林孝輔)
1978読売ホール議会制民主主義論(長谷川正安)/新しい憲法国家創造の課題(星野安三郎)/基本的人権と刑罰権(杉原泰雄)
1977読売ホール憲法30年(小林直樹)/平和的生存権(高柳信一)/憲法と最高裁判所論(和田英夫)/憲法と教育(有倉遼吉)