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憲法問題目次一覧

これまで発刊したバックナンバーの目次一覧です。
33号より
刊行先が日本評論社に変更となりました。

32号より前のバックナンバーにつきましては、三省堂ホームページ にて、書名検索欄に『憲法問題』と入力していただくと、購入可能なバックナンバーがご確認できます。

憲法問題33 2022

【特集】危機の「常態化」と立憲主義

第1部 緊急事態と憲法・憲法学
国家緊急権論の現状と課題(赤坂正浩)/フランスにおける緊急事態と憲法・憲法学(奥村公輔)/中国における緊急事態と憲法・憲法学(石塚迅)/パンデミック対応と憲法・憲法学(塚田哲之)
第2部 「立憲主義の危機」と憲法・憲法学
立憲主義の「危機」――憲法典の過少?(山崎友也)/常態化する「危機」――国籍剥奪条項の憲法化をめぐって(館田晶子)/「ロシア・ハンガリーにおける「危機」の常態化と立憲主義(佐藤史人)/「憲法の危機(constitutional crisis) 」について(駒村圭吾)
2021年憲法記念講演会
憲法再考(柄谷行人)/「個人の尊厳」という逆接続(蟻川恒正)

憲法問題32 2021

【特集1】分断・周縁・憲法学

「周縁」としての「離島」からみる憲法問題(榎澤幸広)/世代の分断と憲法的統合(永山茂樹)/社会の分極化とヘイトスピーチ(小谷順子)/情報通信技術による接続/分断と民主主義(成原慧)/ブレグジットとイギリス憲法の動態─分断する社会・政治と統治機構のメカニズム(木下和朗)

【特集2】コロナと憲法

総論─企画趣旨説明もかねて(小澤隆一)/新型コロナウイルスと立憲主義―生命権・健康権と公益(建石真公子)/新型コロナウイルス感染症対策とプライバシー─日本版接触確認アプリから考える(山本龍彦)/科学的判断と社会的意思決定―「行動変容」を求めたのは誰か(米村滋人)

憲法問題31 2020

【特集】憲法学における国家と公共

第1部 憲法学における国家と公共─理論的諸問題について
〈公〉の過少と過剰─国家と個人の狭間で(江藤祥平)/ナショナリズ ムと憲法学(栗田佳泰)/社会における〈公共〉―「拡散」と「生成」 の位相(岡田順太)/民意の反映と公共(二本柳高信)
第2部 憲法学における国家と公共─実践的諸問題について
四畳半憲法体系―憲法第1条とまつろわぬ鬼々の祝祭(金井光生)/中央と地方の相剋―沖縄の観点から(木村草太)/「小さな政府」としての日本(前田健太郎)/格差社会と勤労の権利―憲法における『公共』の一内容とその形成(清野幾久子)
2019年憲法記念講演会
天皇、憲法、文学(高橋源一郎)/憲法から考えるAI社会(山本龍彦)

憲法問題30 2019

【特集】日本国憲法の「制度設計」と「プラクシス」

第1部 日本国憲法の「制度設計」と「プラクシス」─人権論を中心に
国籍法の現状と課題(高佐智美)/学問の自由と大学の自治の原点と現点(中富公一)/職業の自由と自己統治―ブランダイスが残した一つの可能性(木下昌彦)/言論の自由と情報法制―放送制度のゆくえ(西土彰一郎)
第2部 日本国憲法の「制度設計」と「プラクシス」─統治機構論を中心に
議会制民主主義―〈medium〉としての議員(糠塚康江)/財政法の実体的・司法的構成(中里実)/行政組織のヒエラルヒー原理と責任原理(高橋雅人)
2018年憲法記念講演会
歴史と憲法のあいだ――天皇と憲法を中心に(加藤陽子)/憲法と夢―人々が憲法に託してきたもの(志田陽子)

憲法問題29 2018

【特集】日本国憲法70年 ― concept/conceptions

第1部 日本国憲法70年 ― concept/conceptions:総論・統治機構
六面体としての憲法9条―憲法平和主義と世界秩序の70年(君島東彦)/立憲主義と国際社会―「立憲」におけるインタラクションとnew concept/conceptionsの生成(江島晶子)/憲法と天皇:憲法70年「変わったこと」と「変わらないもの」(原田一明)/日本国憲法における統治システムの基本概念と諸構想(新井誠)
第2部 日本国憲法70年 ― concept/conceptions:人権
人権保護のコンセプト(玉蟲由樹)/家族と公私区分(巻美矢紀)/国家の中立性概念の意味と意義―教育を題材に(中川律)/経済的社会的権利(西村枝美)
2017年憲法記念講演会
グローバルな寡頭支配の拡散と立憲デモクラシーの危機(中野晃一)/日本国憲法が守ってきたもの(青井未帆)

憲法問題28 2017

【特集】憲法変動の理論的研究

第1部 憲法変動の理論的研究―日本の憲法学の展開をつうじて
憲法典の改正と憲法秩序変動の諸相(横大道聡)/学問・政治・憲法―佐藤功を手がかりに(西村裕一)
第2部 憲法変動の理論的研究―比較法的検討の視点から
アメリカにおける『人民主権』論と憲法変動(山本龍彦)/ドイツの憲法変動論―欧州統合と憲法変遷の関係を事例として(三宅雄彦)/カナダにおける憲法変動とカナダ最高裁判所の役割(佐々木雅寿)/憲法変動の法理論のために―現代フランス憲法が提供する事例を用いて(南野森)
2016年憲法記念講演会
ヒトラーと現代ドイツ(石田勇治)/集団的自衛権の三国志演技(木村草太)
 

憲法問題27 2016

【特集】《全国憲50年》憲法政治の展開と憲法学の課題

第1部 憲法政治の展開と憲法学の課題―人権論をめぐる諸問題
家族・出自―司法審査は、受容されているか?(吉田仁美)/選挙権と投票価値の平等―権利・制度・統治機構(只野雅人)/国家と宗教(安西文雄)/表現の自由と民主主義の維持―取材の自由や知る権利をめぐる問題を中心として(鈴木秀美)
第2部 憲法政治の展開と憲法学の課題――統治をめぐる諸問題
「絶対平和主義」とは異なる「非武装平和主義」の可能性(麻生多門)/違憲審査制(論)の現在と行方(阪口正二郎)/分権改革の行方と「地方自治の本旨」解釈(大津浩)/憲法改正をめぐる政治と理論(井口秀作)
2015年憲法記念講演会
語り継ぐべき憲法の歴史的精神とは何か(保坂正康)/戦後70年に考える―憲法とは何か(南野森)

憲法問題26 2015

【特集】民主政の現在と憲法学

第1部 民主政の現在—日本における現状と課題の検討
首相・内閣に対する統制(上田健介)/議会政のResurrection—議会による委任立法の監督・統制(田中祥貴)/選挙制度と選挙権(倉田玲)/ポピュリズムと民主政(榊原秀訓)
第2部 民主政の現在—比較法的・原理論的考察を踏まえて
イギリス統治機構の変容(植村勝慶)/ドイツにおける民主政の現在—選挙制度の「ゆらぎ」をてがかりに(植松健一)/近代社会における1つの友誼—プープル主権論について(小島慎司)/立憲主義・代表制・熟議民主主義—自由民主主義と熟議民主主義の関係をめぐって(田村哲樹)
2014年憲法記念講演会
憲法を「精神分析」する(香山リカ)/エンジン・ステアリング・コントロール(石川健治)

憲法問題25 2014

【特集】精神的自由の現在と憲法学

第1部 第1部 日本の問題状況に照らして
思想良心の自由ー最近の最高裁判決を中心に(辻雄一郎)/「公務員の政治活動の自由」の現在(平地秀哉)/パブリック・フォーラム論の可能性(中林暁生)/選挙運動におけるインターネットの利用ーわが国の過去・現在・未来(小倉一志)
第2部 第2部 比較法的・原理論的考察を踏まえて
アメリカ合衆国における表現の自由と「原意」(大河内美紀)/フランスにおける表現の自由の現在ー「記憶の法律」をめぐる最近の状況を題材に(曽我部真裕)/精神的自由と公教育ーナショナルアイデンティティをめぐって(齊藤愛)/韓国におけるインターネット上の表現の自由ー選挙運動を中心に(孫亨燮)
2013年憲法記念講演会
日本国憲法を活かし直すには(小熊英二)/「憲法改正」「生きた憲法」と第9条の解釈「変更」(高見勝利)

憲法問題24 2013

【特集】オートノミー ──自律・自治・自立

第1部 統治とオートノミー
統治機構を支える自律と統治機構の自律性(毛利透)/自律的[オートノミック]な憲法秩序について(青井未帆)/地方自治あるいは市民自治? ─ 自律(Autonomie)の観点から(新村とわ)/プロフェッションの自律 ─「中間団体」の居場所─ (松田浩)
第2部 人権とオートノミー
人権とオートノミー ──自律の教説は公共社会の共通の“物語”たりうるか?(小泉良幸)/日本国憲法と「自立」(植木淳)/「自粛」とナレーションとしての日本型共同体主義(松平徳仁)/教育における自由と自律(奥平康弘)/コメント:奥平憲法学と教師の教育の自由(中川律)
2012年憲法記念講演会
成熟国家へのソフトランディングを ──当事者主権と自己統治(上野千鶴子)/原発と憲法 ──第三の生存権へ(中里見博)

憲法問題23 2012

【特集】人権の現代的課題

第1部 春季研究集会
現代における人間の条件と人権論の課題(山元一)/フランスにおける「ブルカ禁止法」と「共和国」の課題(中島宏)/ドイツにおける多文化社会と憲法(斎藤一久)/カナダ憲法における多文化主義(高木康一)
第2部 秋季研究総会
憲法学に「個人」像は必要か(蟻川恒正)/多文化主義と人権(浦山聖子)/多文化主義とジェンダー(志田陽子)/日本における多文化主義の憲法理論-「権利の文化」から「文化の権利」へ-(高作正博)
2011年憲法記念講演会
「最高裁の憲法上役割と国民の期待」(滝井繁男)/最高裁判所は変わったか?(小山剛)

憲法問題22 2011

【特集】憲法と政権交代

第1部 春季研究集会
政権交代-アメリカ合衆国の場合(川岸令和)/イギリスの政権交代(岩切大地)/ドイツにおける政権交代(服部高宏)/憲法と政権交代-フランス第五共和制の場合(塚本俊之)
第2部 秋季研究総会
議院内閣制と政官関係-「政官関係論不在の憲法学」克服の一つの試み(岡田信弘)/「選挙区制と政権交代」(小松浩)/両院関係と合意形成への方途(加藤一彦)/内閣法制局と憲法解釈(阪田雅裕)/阪田報告へのコメント(青井未帆)
2010年憲法記念講演会
インターネット時代とビラ配り~たかがビラ配り、されどビラ配り(田中早苗)/「二つの法体系」の原点と現点-現行安保条約50年にあたって(森英樹)

憲法問題21 2010

【特集】憲法と私法

第1部 春季研究集会
憲法と民法の本源的関係(水林彪)/「憲法と私法」論におけるミッシング・リングの再定位(高見勝利)/「憲法と民法」関係論(糠塚康江)/憲法上の人格権と司法上の人格権(上村都)
第2部 秋季研究総会
労働法と憲法(倉田原志)/著作権と表現の自由(小島立)/小島報告へのコメント(阪本昌成)/医事法と憲法(中山茂樹)/家族と憲法(齊藤笑美子)
2009年憲法記念講演会
経済と思想の両面から見た日本国憲法の意義(辻井喬)/The Right to Be Different(奥平康弘)

憲法問題20 2009

【特集】グローバリゼーション・「格差社会」・憲法理論

第1部 春季研究集会
「福祉国家」と憲法構造(尾形健)/韓国における福祉政策の位置づけ(國分典子)欧州連合 vs. 欧州社会モデル(大藤紀子)/ラテンアメリカにおける「グローバリゼーション」と「共和国=公共性」の創出(川畑博昭)
第2部 秋季研究総会
福祉国家の憲法枠組み(遠藤美奈)/連帯のしくみと国家の役割(多田一路)/グローバリゼーション・新自由主義と憲法理論の変容(柳井健一)/「グローバル格差社会」と憲法学の課題(本秀紀)
2008年憲法記念講演会
二つの憲法観(辻村みよ子)

憲法問題19 2008

【特集】日本国憲法60年―憲法学の成果と課題

第1部 日本国憲法60年―憲法学の成果と課題(1)
戦後憲法学における集団と個人(木下智史)/メディア状況の変容と表現の自由(西土彰一郎)/社会権保障における憲法学の成果(笹沼弘志)
第2部 日本国憲法60年―憲法学の成果と課題(2)
最高裁は何処へ?(棟居快行)/「民主過程」をめぐる憲法学説(井口秀作)/非武装平和主義と近代立憲主義と愛国心(佐々木弘通)
2007年憲法記念講演会
今、改憲することの狙いと問題点(斎藤貴男)/国家保障から憲法保障へ(石村修)

憲法問題18 2007

【特集】「戦後民主主義」と憲法・憲法学

第1部 総論
 「戦後民主主義」と憲法・憲法学(愛敬浩二)/「戦後民主主義」とはなんだったのか?(古関彰一)/「戦後民主主義」と憲法学(横田耕一)/戦後憲法学と憲法理論(林知更)
第2部 各論
「戦後民主主義」後の憲法学の課題(高見勝利)/「市民参加」・「参加民主主義」と憲法学(大津浩)/戦後民主主義と憲法24条(若尾典子)/戦後処理問題と憲法学の課題(内藤光博)
2006年憲法記念講演会
私たちにとって憲法とは何か(杉田敦)/〈戦後憲法〉を抱きしめて(山元一)

憲法問題17 2006

【特集】〈全国憲40年〉憲法理論の課題

第1部 人権と国家の観念
憲法と「国際人権」(江島晶子)/国際人権が導く「法」と「国家」再考(寺谷広司)/人権論のパラダイム(高橋和之)/野蛮な人権(石埼学)
第2部 民主と執政
統治のゼマンティク(石川健治)/統治についての政治学的・行政学的考察(北山俊哉)/討議民主制論の挑戦(駒村圭吾)/議会制についての憲法理論的・憲法科学的省察(高田篤)
2005年憲法記念講演会
国家からの自由と「憲法からの自由」(樋口陽一)/憲法:小説家の一生をかけて読む(大江健三郎)

憲法問題16 2005

【特集】憲法動態と憲法理論の課題

第1部 憲法動態の現状分析
グローバリゼイションと憲法動態(植野妙実子)/国家の役割と共同体論(小泉良幸)/人間像の転換?(押久保倫夫)/「憲法」像のゆらぎ?(塚田哲之)
第2部 比較の中の憲法動態
社会構造・社会意識の変化と改憲論(芹沢斉)/欧州連合およびフランスにおける社会連帯(藤野美都子)/アメリカの状況―「危機」の言説と「社会的争点」(志田陽子)/アジアの今の視点(笹川紀勝)/北海道に全国憲法研究会を迎えるにあたって(深瀬忠一)
2004年憲法記念講演会
イラク戦争以後の世界秩序の作り方(田中孝彦)/自衛隊イラク派兵・「国民保護」法制と平和憲法の未来(水島朝穂)

憲法問題15 2004

【特集】民主主義をめぐる憲法論

第1部 民主主義をめぐる憲法論―理論
憲法と政治(杉田敦)/自由な世論形成と民主主義(毛利透)/民主主義と「社会的自治」(小沢隆一)/「たたかう民主制」批判の対象と方法(渡辺洋)
第2部 民主主義をめぐる憲法論―実態
民主制と代表のあり方(内野正幸)/司法制度と民主主義(永田秀樹)/教育制度と民主主義(竹内俊子)/地方自治と民主主義(近藤敦)
2003年憲法記念講演会
教育基本法の改正問題(西原博史)/難民受入れに向けて(土井香苗)/憲法の「調査」と「改正」(小林武)

憲法問題14 2003

【特集】日本における立憲主義―その現状と理論

第1部 日本における立憲主義―その現状
統治機構の改革と選挙法制(只野雅人)/司法改革と立憲主義・民主主義(久保田穣)/教育改革の動向と課題(荒牧重人)/人権擁護立法の意義と課題(小山剛)
第2部 日本における立憲主義―その理論
戦後憲法学における立憲主義(戸波江二)/立憲主義における市民と公共圏(愛敬浩二)/立憲主義と国家緊急権論(村田尚紀)/戦後憲法学における憲法改正限界論(赤坂正浩)
2002年憲法記念講演会
民主主義と秘密(ローレンス・レペタ)/平和構築に向けて(藤野美都子)/撤退してゆく国家と、押し出してくる「国家」(樋口陽一)

憲法問題13 2002

【特集】憲法状況の変容と憲法学

第1部
序論 近代人権論批判と憲法学(辻村みよ子)/アメリカ型「表現の自由」理論の動揺と展開(市川正人)/現代的課題への対応と過去の清算(井上典之)/非キリスト教移民の統合をめぐるフランス人権論(建石真公子)
第2部
序論―民主主義・立憲主義とわが国憲法学(小林武)/イギリスにおける統治状況の変容と憲法学(元山健)/アメリカ憲法学における民主主義論の動向と立憲主義の動揺(阪口正二郎)/現代フランス憲法学における立憲主義と民主主義(山元一)
2001年憲法記念講演会
ドメスティック・バイオレンスをなくすために(戒能民江)/憲法愛国主義について(栗城壽夫)/首相公選制について少し落ち着いて考えてみよう(長谷部恭男)

憲法問題12 2001

【特集】転換期の憲法状況

第1部 転換期の憲法状況(1)
1999年立法動向と憲法構造の変容―試論的考察(右崎正博)/内閣・国会の制度改革と日本国憲法(吉田栄司)/通信傍受(盗聴)法の成立と「監視国家」(倉持孝司)/「愛国心」・「国旗・国家」と憲法学(西原博史)
第2部 転換期の憲法状況(2)
「自由・安全・自治」で読み解く憲法構造の転換と国際的文脈(森英樹)/労働における規制と自由(北川善英)/「安全」の専制(岡本篤尚)/男女共同参画社会基本法の成立にみる自治の現在(武田万里子)
2000年憲法記念講演会
日本国憲法は平和を創れるか(弓削達)/世紀をまたぐ憲法の思想(芹沢斉)/介護保険―必要とされる法的課題の検討と解決(橋本宏子)

憲法問題11 2000

【特集】アジアの憲法問題

第1部 アジアと人権保障
「アジア開発体制」論と「人権」(大村泰樹)/人権の裁判的保障の制度と現実(孝忠延夫)アジアと地域的人権保障(稲正樹)/「アジア的人権論」の思想と構造(鮎京正訓)
第2部 アジアと立憲主義
中国の立憲主義(土屋英雄)/韓国憲法における民主主義と立憲主義(國分典子)/1990年代のタイの政治改革と憲法(今泉慎也)/フィリピンにおける立憲主義の現状と展望(萩野芳夫)
1999年憲法記念講演会
人権を守るために(藤原精吾)/生殖革命と人権(金城清子)/誰のための安全保障?(浦部法穂)

憲法問題10 1999

【特集】岐路に立つ平和憲法

第1部 平和主義の新構想――ミリタリーパワーを超えて
平和主義の現況と課題(高良鉄美)/平和を実現する主体(君島東彦)/冷戦後国際社会における日本国憲法の平和主義(最上敏樹)/平和主義の原理的考察(長谷部恭男)
第2部 21世紀に向けての平和主義の構想
平和主義の現況と展望(山内敏弘)/立憲主義と周辺事態法(高作正博)/日本国憲法の平和主義と国際社会(常岡せつ子)/戦争犯罪と戦後補償(石村修)
1998年憲法記念講演会
女性史の窓から(山崎朋子)/福祉国家のゆくえ(中村睦男)/インターネット社会における情報の保護と公開(右崎正博)

憲法問題9 1998

【特集】【特集】岐路に立つ国民国家(ネイション・ステイト)と憲法学

第1部 岐路に立つ国民国家(ネイション・ステイト)と憲法学(Ⅰ)
企業活動の国際的展開と主権国家(佐分晴夫)/高度情報化社会における「自由」と「秩序」(立山紘毅)/「国際的人権保障」と国民国家(大藤紀子)/「国際の平和及び安全」と自衛隊――ナショナルそれともインターナショナル、あるいはグローバル?(長利一)
第2部 岐路に立つ国民国家(ネイション・ステイト)と憲法学(Ⅱ)
ヨーロッパ統合と国家主権――共同体法と国民国家法との相克(髙はし洋)/国際的環境問題と主権の壁(堀江薫)/憲法上の「外交権」と自治体の対外活動(江橋崇)/憲法における「国籍」の意義(門田孝)
1997年憲法記念講演会
この国の基本のかたち(井上ひさし)/人権価値を根底から考える――哲学的人間学の視点から(小林直樹)/平和主義の可能性(浦田一郎)

憲法問題8 1997

【特集】日本国憲法50年の歴史と課題

第1部 「憲法問題」を問い直す
憲法制定時における憲法思想(古関彰一)/講和交渉の再検討――憲法第1条と第9条の相克(豊下楢彦)/高度成長期における憲法の「定着」と「空洞化」(長岡徹)/グランド・セオリー崩壊期の憲法・憲法学(横田耕一)
第2部 戦後憲法学の理論・方法論の検討を通して
近代立憲主義の「価値」の今日的位相(清水睦)/戦後憲法学とマルクス主義――自由主義と社会主義をめぐって(竹森正孝)/前衛への衝迫と政党からの離脱(石川健治)
1996年憲法記念講演会
地球環境と子どもの人権(大田堯)/平和の理念と日米安保条約(常岡せつ子)/平和憲法と納税者の権利――憲法保障装置としての納税者の権利(北野弘久)

憲法問題7 1996

【特集】戦後日本社会の構造変化と憲法

第1部 地域・労働・家族・国民
戦後日本社会の構造変化と憲法-地方自治の五十年と憲法(山下健次)/戦後五十年の労働組合と憲法-戦後労働改革の理念と現実(西谷敏)/家族と憲法(安念潤司)/戦後憲法の中のマス・メディアと「国民」
第2部 企業・政党・大衆社会
「独占」・企業集団・企業(鳥居喜世和)/政党-社会と国家の媒介?(本秀紀)/日本型大衆社会の形成と変貌(後藤道夫)
1995年憲法記念講演会
言論の自由はガラスの城か(清水英夫)/近代日本のアジア観と戦後五十年-東洋史学を中心として(姜尚中)/選挙の権利と制度(野中俊彦)

憲法問題6 1995

【特集】政権交代と護憲の憲法学

第1部 政権交代と憲法学
政権交代と改憲論(浦部法穂)/政党助成の憲法論(永田秀樹)/政権交代、政党制と市民(三輪隆)
第2部 護憲とは何か
近代的価値と護憲論(内野正幸)/「護憲」論の原点と視点(森英樹)/護憲とは何か-「55年体制」と護憲・改憲(木下智史)
1994年憲法記念講演会
憲法と男女平等――家族法・働く・従軍慰安婦(福島瑞穂)/憲法でシミュレートする日本の国際協力(水島朝穂)

憲法問題5 1994

【特集】国際化と政治改革・改憲論

第1部 憲法と国際協力
「改革」派的・「国際」派的改憲論と戦後憲法学(樋口陽一)/「ポスト冷戦」時代における国連の役割(浅井基文)/日本のODAの実態-ODA調査研究会の活動から見えてきたもの(福家洋介)/ODAとその法的統制(三木義一)
第2部 憲法問題の現況と課題
憲法問題の現況と憲法学(吉田善明)/平和的国際協力の理念と現実-PKO協力法の中間小括を含む(水島朝穂)/政治改革・政界再編と憲法改正(渡辺治)
1993年憲法記念講演会
自由と責任(大須賀明)/共生時代の女性の権利(植野妙実子)/今日の改憲論と日本国憲法(上田勝美)

憲法問題4 1993

【特集】憲法第9条と国際協力

第1部 憲法9条の今日的課題
立憲主義の現代的課題(栗城壽夫)/日本国憲法と国連憲章――安全保障観の転換へ向けて(萩原重夫)
第2部 日本国憲法と国際協力
戦後補償と憲法(高木健一)/「インドシナ」からみた「主権・自決権・人権」(鮎京正訓)/非武装中立の現代的研究――憲法9条の国際化に向けて(澤野義一)
1992年憲法記念講演会
学校における子どもの人権(佐藤司)/外国人労働者と国際人権(大脇雅子)/住民自治による「地方政府」の確立(鴨野幸雄)

憲法問題3 1992

【特集】議会制民主主義と「政治改革」の諸問題

政治改革と政治資金・選挙制度
政治改革の理念と現実(杉原泰雄)/政治資金規制と「政治改革」(北野弘久)/選挙制度改革と「政治改革」(藤野美都子)
選挙制度と政党への国庫補助
現代日本の政治構造と「政治改革」(山口定)/議会制民主主義と選挙制度(和田進) 政党への国庫補助・政治資金規制の比較法的研究:アメリカにおける大統領選挙公費補助と憲法論(右崎正博)/イギリスの政党助成-その動向と論議(田島康彦)/(西)ドイツにおける公的「政党資金助成」(上脇博之)/フランスにおける政党国庫補助(小沢隆一)/イタリアにおける政党への国庫補助の現状(高橋利安)
1991年憲法記念講演会
湾岸戦争と平和憲法の新展開(深瀬忠一)/子どもの権利条約を読む(永井憲一)/法は環境を救えるか(大村泰樹)

憲法問題2 1991

【特集】国際社会と日本国憲法

国際環境のなかの日本国憲法
戦後理論史における憲法と条約(浦田賢治)/国際人権条約と日本国憲法(高野真澄)/「定住外国人」の人権(中村義幸)
日本国憲法の理念と国際社会
平和的生存の権利――「国際社会における日本国憲法」の視点から(岡田信弘)/非西欧社会における立憲主義(安田信之)/社会主義と人権――歴史的経験と展望(小森田秋夫)
1990年憲法記念講演会
子どもの権利条約と日本の課題(星野安三郎)/1990年代と平和憲法(山内敏弘)/政治、主権者そして女性(辻村みよ子)

憲法問題1 1990(創刊号)

【特集】日本社会の特質と天皇制

明治憲法史を中心に
明治国家と天皇制(小林直樹)/明治憲法制定期の天皇制(古川純)/政党内閣期の天皇制(安田浩)/1930年代憲法学と天皇制(成嶋隆)
戦後憲法史を中心に
戦後憲法史のなかの天皇制(渡辺治)/天皇条項の解釈論の意味(小林武)/象徴天皇の制度と政教分離(諸根貞夫)/比較憲法史的に見た象徴天皇制(深瀬忠一)
1989年憲法記念講演会
国家と宗教(小林孝輔)/アジアにおける日本国憲法(江橋崇)/昭和史と天皇(藤原彰)